キタサンブラック、明るく頑張り屋な彼女、泥にまみれて勝利した秋の天皇賞。
レース後呼吸が整わず、そこで自分の衰えを自覚。ピークを超えてからの彼女の在り方が魅力的。ただ明るく良い子から、悲しみも辛さも悔しさも全て受け入れて、全力を尽くすと決めた姿に胸がギュッとなった。
シュヴァルグランがキタサンブラックに勝利するレースの中で、自分に無いものを持っているキタサンブラックが嫌いだったと回想するシュヴァル。
でも、彼女がいたから頑張れたし、ここまで来れたと『大好きだー』叫びながら勝つ場面が好き。
姉妹に劣等感を持ち、少し内向的なシュヴァル、勝利できてよかったという気持ちと、やはり勝つ者がいれば敗れる者もいるという事を考えさせられた。